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大規模災害を想定した防災訓練などの様子(2012年9月)

動画の内容

ナレーション:
中部電力浜岡原子力発電所では、現在、福島第一原子力発電所の事故をふまえ津波に対する安全性を、より一層高めるための工事を実施しています。

現在、原子炉建屋の大物搬入口に新たに設置する強化扉の工事を実施しています。当初、この扉はスライド式を検討していましたが、観音開き式に変更することとしました。
これにより大物搬入口の開閉操作時間を短縮することが可能になりました。

合わせて、防水構造扉は外側を強化扉に、内側を水密扉にする2重化工事も実施しています。

2012年(平成24年)12月の完成を目指して進めている防波壁設置工事。
現在、延長1.6kmの内、542m(8月7日現在)で壁が立ち上がりました。
また、防波壁が放水路を横断する部分の基礎となる深礎(しんそ)工事もおこなっています。

また、これまで、他電力との共同研究やメーカーへの委託研究という形で進めてきた原子力に関する研究を、当社社内でもおこなうこととし、浜岡原子力発電所に「原子力安全技術研究所」を新たに設置いたしました。
7月2日の開所式では安全祈願祭に続き、技術開発本部長、研究所所長が挨拶などをおこないました。

7月18日には東海・東南海・南海の3連動地震をはじめとした大規模災害を想定した「全社防災訓練」を実施。
中部5県下の本店、支店を含む全事業場で約4,000人の社員とグループ会社25社から約100人が参加しました。
このうち浜岡原子力発電所では約470人の社員に加え、協力会社から約570人が参加しました。

当社は、これまでも中部地域のライフラインを担う企業として、毎年、全社防災訓練をおこなってきましたが、今年度は、東日本大震災を踏まえて整備してきた体制や手引きなどについて、確実に実施することとその有効性を検証するために訓練をおこないました。

浜岡原子力発電所では、2011年(平成23年)4月に緊急安全対策として整備した災害対策用発電機などについて、各設備の運用能力の維持・向上を目的とした個別訓練を実施するとともに、高台にある災害対策用発電機をトラックで運び、通信設備の電源を復旧する訓練や放射線管理区域で働く作業員らを対象に放射性物質による汚染の有無を調べる「スクリーニング」の訓練もおこないました。

当社は、引き続き、「災害に強い設備形成」、「早期復旧に向けた防災体制」を柱として、東海・東南海・南海地震の3連動地震をはじめとした大規模災害への対策や危機管理体制の整備を進めてまいります。

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